トルコ共和国の産業と歴史

ヨーロッパ圏の国の一つとして数えられることが多いものの、国民の過半数がイスラム教徒がであり、中東アジアの側面も併せ持つ国となってます。
国土はアジアとヨーロッパの2つの大陸にまたがっており、首都はアンカラ。

産業

産業は近代化が進められた工業・商業と、昔からの伝統的な農業とからなっています。
農業人口が国民のおよそ40%を占めており、沿岸部では漁業も盛ん。
現在日本国内でトルコリラ建ての外貨預金を商品化しているのは香港上海銀行のみ。

工業では、近年、世界の大手自動車メーカーとトルコ国内財閥との合弁事業が進み、ヨーロッパ向けに自動車輸出が大きな外貨獲得となっています。
トルコ国内最大の財閥であるサバンジュ財閥と日本のトヨタ、2番目に大きいコチ財閥とイタリアのフィアット、4番目に大きいオヤック財閥とフランスのルノーの合弁が有名です。

また、自動車以外に、家電・エレクトロニクス部門の成長も見込まれています。

歴史

トルコは東洋文化、西洋文化の境界にあるため歴史的遺産の宝庫となっています。

新石器時代にあたる、紀元前6500年には、チャタルヒュユックに最初の集落が作られ、紀元前3000年頃には、エーゲ海沿岸のトロイに都市が築かれました。

紀元前1500~1400年前には、ヒッタイト文明が、栄えるほどです。

その後は、小王国が分立し、紀元前6世紀頃に、ペルシア帝国の支配下に入りましす。
その後、紀元前30年頃にローマ帝国の支配下にも置かれ、ローマ帝国の首都名をコンスタンティノープル(今のイスタンブール)とします。

この後、近代へとオスマン・トルコと続き、現在のトルコ国家となります。
今日、建国の父とされるムスタファ・ケマルは1923年には、トルコ共和国を建国し、初代大統領に就任、教育の統一化、名字の使用など西洋化へとつき進みます。

1952年には、NATOに加盟、1999年には、EU候補国になっています。